バリ島滞在が楽しくなるローカル情報をお届け

日本と異なるインドネシア バリ島の恋愛事情

インドネシアバリ島の恋愛事情は、日本と大きく違う面が多々あります。
バリ島に住んで24年、実際に経験したり知った事実をもとに
インドネシア人やバリ人がどんな考え方をしているのかご紹介します。

また、インドネシア人やバリ人とお付き合いをしている人が
どんな事に気を付けるといいのか少しでも参考になれば幸です。

国際結婚の問題点などについてはこちらでもご覧いただけます↓

バリ島で国際結婚してわかったこと問題点や対処方法まとめ

日本と異なるインドネシア バリ島の恋愛事情

インドネシア人は付き合う=結婚前提と考える人が多く、
イスラムやキリスト教徒の中には「婚前交渉禁止」や、「密室で二人だけは禁止」
と言った決まりがあるため、早い段階から結婚を意識している場合があるんです。

早く結婚する人は学生時代から長く付き合った場合によく見られます。

一方、一夫多妻が認められているので、第二婦人を持つことも可能ですが、
その場合、第一婦人の許可が必要とされています。

ただ…実際には、第一婦人が許可をしたくなくても、半ば強引な流れで
第二婦人をもらう人もいて、その場合でも離婚は、生活面や子供と会えなくなるなどメリットが無いと考えられ

泣く泣く認めざるを得ない人もいます。

また、第二婦人をもらう理由に、
外国人嫁の場合、正当な妻の役目が果たせないとみなされ断りなく
第二婦人をもらうという話を聞いたことがあります。
子供が産めない場合、男の子が出来ない場合もあてはまるとの事。

これらは本当にあるとショックですね…

昔なら、第二婦人が実の妹という人もいて、精神的に大丈夫?と不思議ですが
貧しい家庭の場合あり得る事だったようです。

嫉妬深いと言われるインドネシア人、表向きは円満な重婚でも、
実際は精神的につらい現実を我慢している第一婦人の愚痴を聞いたこともあります。

ですが、現代では、重婚をする人も減っています。

因みにイスラムでは離婚はご法度ですが、どの宗教の人でも離婚する人もいます。

バリ人女性の結婚・恋愛観

適齢期でいうと25から30歳までには結婚し子供を持ちたいと考える人が多く、
大学の進学率も増加している近年、自立、経験値を増す、
親を助けるなどの理由で結婚前に仕事・ビジネスをする、またはしたい人がほとんどです。

キャリアウーマンは晩婚傾向にありますが、30を過ぎるとかなり焦り始めるようです。

また、バリ人なら「同じ階級の家に嫁に行く」ことが最善と考えられていますが、
実際に、違う階級・違う宗教の人と結婚する人ももちろんいます。

昔から働き者のバリ人女性、キャリアウーマンで手に職がある人は晩婚という人もいます。
*実際に夫の母(現在88歳)は、32歳で初めての子供、2年おきに4人産んでいます。
昔にしてはかなり晩婚です。

バリ人男性の結婚・恋愛観

適齢期はほぼ女性と同じ、若干高い程度で、
お金持ちの息子さんなどは早めに結婚する人が多い印象です。

バリヒンドゥの儀式では、男性と女性の座る位置がはっきり別区されていて、
男性優位な亭主関白の一面が見られますが、
それは表向きで実際には奥さんの尻に敷かれている人も多いようです。

バリ嫁はよく働きますからね~。

バリ人男性にとって結婚相手を選ぶ際、最も重要なポイントが、
女性が男性の宗教に属する事が基本になります。

ここでも、同じ階級であるにこしたことはありませんが、
仮に別の宗教の女性の場合、女性は男性側に習います。

イスラム教徒の場合、逆のパターンもあり得ますが、
バリ人の場合、男性が女性側の宗教になる事はあり得ません。

その理由は、バリ人は宗教上生まれた家(実家のお寺がある場所)に一生縁があり、
ご先祖様の魂を含め人生の区切りの儀式では必ず訪問する場所になるので、
宗教がとても重要になるからです。

*仮に離婚した場合で、女性側が子供を育てたとしても、
その子供のすべての儀式が、元の夫の家で行われることになります。

相手の見つけ方

昔に比べいいなずけこそ減りましたが、親や親戚の紹介で付き合う人も多くいます。

日本のお見合いと違い、連絡先の交換から好きではないけど会ってみるパターンで、
多くはワッツアップで連絡先を交換します。
*現地では略してWAと書いてウェーアーと読みます。

その場合紹介される相手は、親戚が多く、理由は、同じ階級どうしを理想とする意味や
将来、親の面倒が見やすいからと考えています。

結婚は二人だけのものではなく、家族ぐるみの付き合いが始まることを意味しているため、
相手の家族背景を知っている事は安心材料なんですね。

その他、友だちの紹介や、インスタグラムで探す場合が多く、
日本のマッチングアプリのようなサイトもありますが、
データ内容が信じられないと利用する人はほとんどいないのが現状です。

因みに、日本では長男が親の面倒を見るという考え方が一般的ですが、
バリ島では、一番下の子が親の面倒を見るものとされているんです。

一番若くて元気な息子が最も長く親の介護ができて合理的と考えられているんです。
昔は年の離れた兄弟姉妹も多かったのも理由かもしれませんね

お付き合いを断られる・結婚を反対される理由

・親の反対
親の意見を聞く人が沢山います。
宗教の違い
・経済的な家庭の格差
バリ人の場合だと階級の違いが挙げられます。

因みに、外国人の場合、バリでの階級は一番下となり、
儀式のときは、衣裳や飾りつけ、順番、扱いなど、位による違いがはっきりしています。

中には、多宗教同士でも家族に認められて改宗し、互いの宗教行事を両方する家族もいます。
その場合、互いの衣装で儀式に参加する姿が見られます。

・酒豪
基本お酒を飲まないイスラム人の中には、人前でも酒豪の女性がイヤという人がいます。
中には一緒に飲む人や認めてくれる人もいるので、
心当たりのある方は、気を付けるか確認しておくと後々安心ですね。

**逆に早くから求婚される場合は要注意**
・結婚を隠している・玉の輿を狙っているなどの理由があるかもしれません。

旅行先でいきなり「結婚したい」と言われたら気を付けましょう!

*アメリカ人の友人がバリ島旅行の際、実際に言われたそうで
人間不信になり「なおみ大丈夫?」と真剣に心配してくれました💦

インドネシア人・バリ人と付き合う時に気を付ける事とは?

嫉妬深い
どこにいてもしょっちゅうメッセージを送ってくる人がいます。
自分がやましいから相手を束縛するという人もいますが、それは人それぞれで、
中には、信じているので気にしない人ももちろんいます。

基本女性一人で外出しないのが当たり前の中ですが、たとえ友達でも
「互いに独身の異性と二人でご飯を食べる」行為は、
周りからすれば付き合っていると思われます。

勘違いされたくなければ、紛らわしい行為は避けた方が無難です。
ゴシップが好きな人が多いので、もし知人に見られたら面倒なことになりかねませんよ。

・重婚ではないか?
すでに結婚していることを隠している事も大いにあるので、
はっきり聞いておきましょう。

出来れば相手の実家には必ず行って周りの環境を含め見ておくことをオススメします。
実家に行くのをいやがる場合、要注意とも言えます。

遠距離、お金を請求される場合は要注意です。
はっきりお金を貸してではなく、バイクの修理代、兄弟の治療費、妹の学費など
いずれ家族になるのだからと結婚を口約束に前借りするパターンもあるので、
(皆がそうとは言いませんが)
特に若い男性が年上の女性に言い寄るパターンは、
気を付けた方が無難です。

インドネシアの若い女性と欧米人の年配男性カップルをよく見かけますが、
二人が納得して幸せであればよいですね

・逮捕歴がないか?
日本と比べると、逮捕歴があっても逮捕の理由がドラッグなどの場合、
オープンに生活している人がいます。
バリ島にいる分には問題ないかもしれませんが、
渡航の際に関わる可能性があるので、渡航の可能性がある人は注意が必要です。

・元カノ(今カノ?)とこじれてないか?
もちろんケースバイケースですが、執拗に妬まれソーシャルメディアなどで、
気分の良くないメッセージが届くとも限りません。
そういった存在がいないか、
さりげなく友人などに聞けるといいのですが…。

いざという時自分の味方になってくれることを願って
「信じる」か、「気になる」場合は納得いくまで確認しましょう。

因みに私の場合

私のように、インスピレーションで結婚を決めた場合、
後から「そうだったの?」と言う事は山ほどありますが、
何者かもわからない外国人を受け入る事は、バリ人家族にとっても心配だったようで、
親戚による実家の偵察がありました。(後から知らされました)

当時結婚前の準備で日本に帰国していた際、
夫の親戚がたまたま日本に遊びに来るとの事、
インターネットもない時代、新幹線のホームまで迎えに行き、
ちょっとした観光とお食事のおもてなしをして実家に泊ってっ変えられました、
まだ言葉も大してできない間柄ではあったものの、誠意が通じたのか、
「この日本人と家族は大丈夫だ」と連絡をもらったと夫から聞きました。

バリ島では、親戚訪問をしないのは水臭いという考え方があるので、
その後、日本から私の両親が来るたびに、その時の親戚の家に泊まれと
半ば強引にお誘いを受けるようになりました。

親しみを込めたウエルカムなお誘いですが、
逆に、限られた時間で観光をしたい場合、挨拶だけではなかなか帰りにくかった思い出です。

まとめ

日本とバリ島の違いを知っておくと、要らぬ問題や、お互いのストレスを減らせます。
旅で出会った人たちとスムーズな対話ができるように、知りたい方には詳細はこちらをご覧ください。
>>日本とバリ島ここが違う!カテゴリー別インドネシアあるある

このように、インドネシア・バリ島の恋愛事情には、宗教が深くかかわっています。
日本より日頃から信仰心が強く生活の中に根づいているのて、
宗教なくして考える事は出来ないのです。

もし問題があっても、しっかり話し合い、
将来どこに住んでどんな生活を送りたいのか、
ひとつひとつその都度解決していかなければならないのは、世界共通

パートナーを見つける、また決めるのは大変なことですが、100%完璧な人などいませんし、
相手の良い所を見つけておたがい良くないところを改善・補えるような関係が築けると良いですね。

因みにバレンタインは日本と同じ2月14日ですが、
女性から告白する日と決まったわけではなく、あげたい人が渡すのが一般的で、
ホワイトデーの習慣はないので、3月14日に返事が無くても断られているとは限りませんよ。

関連動画はこちら(クリックできます)