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バリ島の市場に行く前に読んでおきたい5つの注意点と買い物の裏技

旅行先の市場は、地元の生活の様子や雰囲気が見られるので行ってみたい方も多いですよね。

ただ、バリ島の市場の場合、

・値段交渉出来るかな?

・ぼったくられないかな?

など初心者なら海外での観光とは別の心配を感じるかもしれません。

 

そこで市場に行く前に知っておくと良い5つの注意点と、

言葉が出来なくてもスマートに買い物ができる裏技的な方法をご紹介します。

 

バリ島滞在歴25年の著者が体感したことをもとに、

どんなことに気を付けたらいいかを知って、

安全に市場の雰囲気を味わっていただけると嬉しいです。

市場に行く時間を決めよう 

市場には、朝市・夕方の市場・ナイトマーケットと種類があります。

朝市は屋根の下、建物の中の場合が多く、夕方やナイトマーケットは屋外で開催します。

どのタイミングも買い物ができますが、場所によって営業時間が違うので、

まず、それぞれのタイミングの特徴を説明していきます。

 

<朝市>

どのエリアにもある朝市

暗いうちから食材を求める主婦で賑わっていて、急ぐ人も多いので、

観光客が値切るタイミングは難しくなりがち。

朝8時ごろには売切れていく品が増えてくるので、行くなら早起きして向かうのがおすすめです。

ゆっくり値切る間はなくても、後半でご紹介している裏技を活用するには良いタイミング。

 

<夕市>

朝市の駐車場に屋台や物売りが並ぶスタイルでお祭りっぽい雰囲気が一番強くみられる時間帯です。

日中なので店先の商品も、歩いている足元も見やすく、周囲の景色も見渡せるので迷子になりにくく、

初心者さんには、おすすめな時間帯です。

<夜市>

ナイトマーケットは、夕方同様、駐車場に屋台が並ぶスタイルですが、

ビニールシートやテントの屋根があったりします。

夕方6~7時ごろ日が暮れて暑さが和らいでから、家族連れで賑わいだす時間帯です。

 

サヌールのシンドゥ市場のように規模が小さいものから、

デンパサールのクレノンという広範囲の市場まで場所によって広さが異なり、

照明が点灯するので、店先の商品は朝より見やすいですが、落とし物には注意しましょう。

 

また広いと、市場全体の様子が把握しにくく、

方向感覚を失う…

または、

元の位置に戻るのが大変…という可能性があるので、

方向音痴さんが行くなら小さめのナイトマーケットがおすすめです。

 

服装で気を付ける事

現地の人は、バイクを利用する人が多いので、

半袖Tシャツとズボンまたはジャケット着たまま、

ヘルメット被ったまま…というスタイルの人が多く、

イスラムの人もいるので、肌を出す服の人はいません。

 

そんな中タンクトップや半パンで歩けば、かなり目立ちます。

目立っても特に問題はないのですが

「私、観光客です!」

と言いながら歩いているようなもので…

高い値段を言われがちになる可能性がある事を知った上でどうぞ

という感じですが、

それは旅行客に限ったことでは無く、現地の人でも、

「ばっちりお化粧をして高級そうなバッグを持って行くと高くなるのと同様です。

 

楽な、汚れても気にならない服の方が安く買い物ができる可能性が高くなると言えます。

もちろん確約ではありませんが。

履物 

野菜や肉魚を扱う店の近くの地面は、生臭かったりごみの匂いがする場所もあるので、

可愛いミュールやスニーカーだと勿体ないです。

ビーチサンダルやクロックスなど汚れても洗いやすい履物が安心です

 

因みに、現地の人は日焼け防止になるので、靴下にビーチサンダルを履いている人も多くいますが

流石にそれを真似るのは…ですよね。

また、道路の段差や凸凹も多いのでヒールやウエッジソールは危険なので避けましょう!

治安と騒音 

元の人が利用する場所なので、

ある意味、夜の繁華街より安全性が高いといえます。

とはいえ、スリなどがいないとは限らない為、

荷物や財布の出し入れ時は、特に気を付けてください。

 

お釣りを財布に仕舞いながら歩き始めたり、喋っていたりすると

バッグの中身がポロっと落ちても気が付かないと言う事にもなりかねません。

 

市場は、売り子の呼び声や買い物の人の声、車やバイクの音も含め

かなりにぎやかです!

テンション高くなっても荷物の管理には気を付けましょう。

 

間違ってもバックを開けたまま背負って立ち止まることが無いよう覚えておきましょう。

「空いてるよ」と教えてくれる人がいるかもしれませんが、保証はありませんので。

 

しつこい物売り対処法 

基本的にはフレンドリーな人が多いですが、

商売目的で話しかけてくる人もいるので、全部に対応しなくても大丈夫です。

 

「何?」と返事をすると商品を推してくる事も有るので、

興味がないものの場合、スルーする方があっさり諦めてくれたりします。

冷たい態度を取るのが苦手な日本人ですが、

要らない場合ははっきり伝える方が気まずくなりにくいです。

 

因みに、珍しい物売りがいた場合など、

立ち止まってじーっと見るのは日本では失礼なイメージがありますが、

バリ島では日常なので、見ていても周りの人はさほど気にしません。

 

通行の邪魔にならないよう眺める事は可能です!

裏技

さて、気を付ける事をお伝えしたうえで、更に慣れた雰囲気を醸して

ぼったくられない買物をするために

事前に5,000ルピア(約39円)や10,000ルピア(約77円)札を用意しておくと良いですよ!

店の前で欲しいものを指さして伝えたら、

値段を聞かずに黙ってお金を差し出す作戦です。

 

これなら言葉の問題なく支払えるので、相場を知らなくても慣れた雰囲気で買い物ができます。

特に、ジャジャンバリ【バリ島のお菓子】やクエプキス【焼き菓子】などを買う時に試すのが向いています。

8個入り5千ルピア(約39円)のプキスというお菓子

あとがき

・欲しいものは指差しで伝える

・金額は計算機(携帯画面など)で確認する

など言葉が出来なくても楽しめるチャンスは大いにある市場。

 

「ぼったくられるのではないか?」と、常に疑いの心でいるより、

「買わせてもらった分で潤ってね」ぐらいの気持ちの方が、気持ちよく買い物ができたりします。

 

実際に私が驚くのは、地元の人でもお釣りはいいよといった人が多くいること。

職種によって自然と暮らしぶりも察することができたりするせいか、

恵の精神は日本より多く見られます。

1円単位まできっちりお釣りをもらうことに慣れている日本人にとっては、

お釣りをもらう権利は当前なので、違和感を覚えそうですが、

日本に比べて物価が安い世界

定価でないものを値切りすぎて雰囲気が険悪になるより、

どんな時も感謝の気持ちを忘れず笑顔でいる方が

楽しい想い出になる可能性が高いと思います。

 

これらの点を把握して、より安全にローカル風景を楽しんでいただければ幸いです。

では最後まで読んで頂きありがとうございました。