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バリ島のお供え物チャナンの値段 月々の費用ぶっちゃけいくら?

こんにちは、バリのなおみです。

皆さんはバリ島旅行の際に、お花が盛られたお供え物「チャナン」や、
お供えすをするバリ人の姿をご覧になったことがあるのではないでしょうか?

 

日常にそれ程宗教が関わらない日本人からすると、このように毎日お供え物をするバリ人を見て、

チャナンはいくらで売られているのか?
毎月お供え物の費用はいくらぐらい使うのか?

と素朴な疑問が浮かぶでしょう。

そこで、
バリ嫁としてバリ人家族と25年一緒に暮らしてきた著者の私から、チャナンの値段などをご紹介します。

道端で売られているチャナン

 

お供え物をする様子

 

チャナンの値段

チャナンは通常25個入1パックで売られています。

ピンクのビニール袋に入れて売られているので市場や道端でもすぐ見つける事が出来るでしょう。

 

ただ、バリの祝日など時期によって値段の変動がかなりあります。

4パックでチャナン100個分

1パック25個入り一袋の値段

タイミング

値段 Rp ルピア値段 円換算

最安値

Rp 10,000約77円

基本

Rp 12,000 ~15,000約92円~115円

高い時

Rp 25,000約192円

3パック75個分まとめ買いの値段

タイミング

値段 Rp ルピア

値段 円換算

最安値

Rp 30,000約230円

基本

Rp 35,000~40,000約269円~308円

高い時

Rp 60,000約462円

レートは1円130ルピアで計算しています。

 

*因みに、1パック1万ルピアは、かなり稀でたいてい「基本」の範囲の値段です!

また、「ライナン」と呼ばれるお供え物が多い日
(ガルンガン、クニンガンを含む、毎月の新月、満月、カジャンクリウォンなど)の前後は高くなり、
最安値の2.5倍になる事もあるので、
出来るだけ安い日にまとめて買うようにしますが、
2日もすると鮮度が落ちるので、こまめな購入が必要になるものです。

 

道端のチャナン売り

 

チャナンの買い方

チャナンは一パック25個入ですが、好きな数だけ買う事も出来ます。
その際は、1個が千ルピア(約8円)を目安にすると分かりやすいです。

市場だと、チャナンを作りながら売っている人が多くいるので、とても新
道端ではすでにパックになった状態で売っている場合が多いです。

 

 ★チャナンを買う時の簡単インドネシア語★

「Minta canang sepuluh ミンタ チャナン スプル
「チャナンを10個下さい」という意味ですが、

このスプルが10という意味なので、好きな数字に置き換えて使えます。

 

チャナンが安いエリア

私の場合、市場の中や周辺の店舗は値段が高めなので、
道端のおばちゃんから購入することが多いです。

バリ在住の方でも驚く安さの Jl.Gunung Kawi グヌンカウィ通り沿いには、
夕方4時ごろから夜にかけてのみ、チャナン売りのおばちゃんが出没します。

 

デンパサールのクンバサリ市場やバドゥン市場の近くで周辺は
卸しのお店が多いので、いつもかなり賑わいをみせるエリアなんです。

 

この道は…

一方通行ですが、バイクは逆走してもOKなので注意が必要

でも ”これぞアジアの市場の活気” が見られます!

この周辺の様子を動画でもご覧いただけます。

バリ島ナシチャンプルとコーヒー外国人夫と私

ティパットタンプルというお供え物を売るおばちゃん

 

また、夕方から夜には、時々イマンボンジョール通りとテクウマールの交差点で
おじさん?お兄さん?が ”Rp 10,000”(約77円)と、書いた紙を持って10個入りのチャナンを
信号待ちのバイクや車の運転手目当てに販売している姿も見られます。

毎月のお供え物の金額は?

お供え物の費用は、お供え物をする場所の数で違うのであくまでも一例ですが、
我が家の場合、チャナンだけでも月合計 Rp 950,000(約7,308円)

 

ただ、当番制にしているので、毎月全額必要ではないのですが、
基本あちこちに神様が宿っていると考えるヒンドゥ教なので、
沢山の場所にお供え物をしています。

 

チャナン以外にもお菓子やお線香など必要なものがあるので、表にまとめました。

 

内訳

ひと月の費用

アイテム

値段ルピア値段 円換算

チャナン

950,000約7,308

お線香

25,000約192

お菓子

15,000約115

満月と新月の日用お供え物
(果物、玉子など)

200,000約1,538

その他のお供え物が多い日
(カジャンクリウォンx2日)

30,000約230

その他のおかずピーナッッツや
モンキーバナナ、揚げせんなど

30,000約230

合計 

1,250,000ルピア9,613円

*レートは1円130ルピアで計算しています。

お菓子やお線香を買うお店の様子
ブラバールと呼ばれるカラフルなお供え物
お供え物をいれる器用の葉っぱ

ここでは、私が住んでいる家の敷地内には、家族専用のお寺を含め、
毎日62カ所もの場所にお供え物をしています。

一戸建てのバリの家なら10カ所以内で収まる場合もあるので
家庭によってかなり差があると言えます。

クニンガンにチャナンをお供した様子

因みに…供え終えたあとは鳥や犬ネコなどのエサ、
その後はゴミになりますが、果物などは皆で食べます。

 

毎月使用するチャナンの数

62カ所すべてにチャナンを供えるのではないのですが、お祈りの際に使う事も有るので、

1日1パック25個を使います。

一袋25個 18,000ルピア(約138円)x 25日= 450,000ルピア(約3,461円)

因みに…

お供え物が多い日は…チャナン100個
25,000ルピア(約192円)x4パックx5日=500,000ルピア(約3,846円)

そのほか、一緒に供えるお線香やお菓子に果物を含めた金額が9千円分程です。

新月に家寺に奉納するお供え物

インドネシアの最低月収が2万円程度ですから、それに対して計算すると
50%もお供え物に使っていると思うと
確かに多い気がします💦

この費用に対する心構えについて

金額だけ見るとバリ島の物価に対してかなり高額に感じますが、
我が家では、夫の兄弟家族と分担しています。

儀式やお供え物をケチるのは運を逃すような考え方なので、心構えとして、

お供え物にお金を費やせば費やしただけご利益がある

 

とされ、神様に奉納する品に関して勿体ないという概念は
抱くものではないそうで生活の中にお供えする行為が当然として根付いています。

最後に

このように、チャナンの値段は変動性があって
バリ全体でもの凄い量を消費していることが伺えます。

そもそもご利益と考えると高くても買う値段には
置き換えられない物という感覚なのが伝わりましたでしょうか。

 

昔は手づくりしていたんですからその手間たるや、現代だからこそ成り立っている気がします。

お供え物にかかる費用は惜しまない

と言う事が続けられるよう頑張らねばと思います(笑)